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コレステロール・中性脂肪を下げるための基礎知識

脂質異常症ってどんな病気?コレステロールとどうかかわっているの?

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脂質異常症とは血液中のコレステロールのバランスと中性脂肪のバランスが悪い状態です。
40代の5人のうち1人が脂質異常症といわれています。
この記事では脂質異常症とは何か?
から始まり、脂質異常症について一般的な知識を記しています。

脂質異常症とは?

脂質異常症とは
血中脂質おバランスが悪くなる病気です。

血液中の脂質には次の4種類あります。
コレステロール(LDLとHDL)
中性脂肪(トリグリセライド)
③リン脂質
④遊離脂肪酸
この中で、①コレステロールと②中性脂肪が脂質異常症に関係します。

 脂質異常症の3つのタイプ

脂質異常症には次の3タイプがあります。

①LDL(悪玉)コレステロールが高い→高LDLコレステロール血症

②中性脂肪が高い→高中性脂肪血症

③HDL(善玉)コレステロールが低い→低HDLコレステロール血症

この3つのタイプのうち1つでも該当すると
脂質異常症と診断されます。

 脂質異常症の診断基準

脂質異常症を判定する診断基準値は3つのタイプそれぞれにあり、以下の表です.

・LDLコレステロールが増えて、数値が140mg/dl以上になると体には余分なコレステロールがあるということで、余ったコレステロールは血管壁にしみこんで、動脈硬化の引き金となります。
・またHDLコレステロールが減って、数値が40mg/dl未満になると、余ったコレステロールがうまく回収できなくなり、これもまた動脈硬化のリスクが高くなります。

・中性脂肪も血液中で運ばれすが、150mg/dl以上になると
LDLコレステロールを小型化してより血管壁にしみこみやすくしたり、
HDLコレステロールを減らしたりするため、動脈硬化の危険性がより高くなります。

脂質異常症の原因とは何か?3つの原因

脂質異常を起こす原因には他の病気によって血中脂質に異常が起きる場合や
遺伝的な素因による場合もありますが
最も大きな原因は食べ過ぎとそれによる肥満です。

遺伝・体質(家族性脂質異常症、遺伝子の個人差)
LDLコレステロール処理機能に異常がある遺伝子を持っている場合、生活習慣に問題がなくても脂質異常症になりやすい。遺伝子の違いによる影響で「なりやすい体質」が存在する。

他の病気や薬剤
糖尿病、甲状腺機能低下症、慢性腎臓病などの病気や
降圧薬や免疫抑制薬などの薬によって
脂質の代謝に異常を起こす場合があります。

生活習慣の乱れ
過食などのカロリーオーバー、動物性脂肪や糖分のとりすぎ、運動不足、内臓脂肪型肥満、喫煙、お酒の飲みすぎ

脂質異常症の原因は1つとは限らず、複数の原因が複雑に関与する場合があります。
治療法を選択する場合、原因を見極めることが、大切です。

脂質異常症のなにが問題なのか?

健康診断でもっとも多く見つかるのが脂質異常症です。
健康診断で高いコレステロールの値がでてきても、症状が出ていないないので
受け取る人はあまり深刻に受け止められないという傾向があります。

「だから、どうなの?」

「まだ大丈夫」

このように対処せずにほおっておくとある日突然、深刻な病気になります。

いつのまにか動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞といった致命的な病気を引き起こす可能性があり、「とても怖い病気」なのです。

しかしながら脂質異常症はお医者さんにまかせっぱなしではなかなか改善することが難しい病気です。

あるていど、自分から、日常生活(食事、運動)の改善を進めることがたいへん重要になってきます。

健診などで脂質異常症が指摘されたら、重大な病気を未然に対処するよい機会だととらえ、できるだけ、自分から有効な対策をとるのが大切なのです。

脂質異常症が原因の病気とは?

脂質異常症を放置すると、動脈硬化性の疾患にかかる危険が高まります。

おもな病気は以下のとうりです。
狭心症
心筋梗塞
脳卒中(脳梗塞)
閉塞性動脈硬化症
大動脈瘤

脂肪肝
急性膵炎
胆石症

各病気の詳しい内容は
動脈硬化 病気 動脈硬化がひき起こす病気を参照のこと

女性ホルモンと脂質異常症の関係

脂質異常症になりやすい年代は、男女で違いがあります。
男性は30歳過ぎから中性脂肪値が増加しはじめ、コレステロールは年間1mg/dlの増加があるとされます。

男性は45歳ぐらいから、動脈硬化性の病気にかかる危険度が高くなっていきます。

それに比べて女性の場合は40代までは中性脂肪値もコレステロール値も低めですが、
閉経後はどちらの数値も急激に上昇していきます。

このように性差があるのは女性ホルモンが脂質異常症の発症に深く関係しているからです。

女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類あり、エストロゲンは卵子を成熟させて、乳房や子宮を発達させ、プロゲステロンは妊娠に関わっています。

2つの女性ホルモンのうち、脂質異常症に関わっているのは、エストロゲンです。

エストロゲンには肝臓のLDL受容体を増やす作用があります。

エストロゲンは十分な働きがあるときLDLコレステロールが十分に肝臓に取り込まれて血液中のLDLコレステロールは増えません

また肝臓ではエストロゲンによって、善玉コレステロール(HDL)の合成が促進されるため善玉コレステロールが増加しやすくなります。

エストロゲンには、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、血管の内側の細胞を守る働きもあります。

つまり閉経前の女性は、女性ホルモンによって動脈硬化から守られいるのです。

また更年期以降の女性は肥満にも注意が必要です。
内臓脂肪が蓄積しやすくなり
悪玉コレステロールが増えるからです。

女性ホルモンは女性らしい体つきを保つ働きがあるので、皮下脂肪を増やし、
内臓脂肪の蓄積を抑えてきました。
しかし、閉経後は内臓脂肪がつきやすくなるので、血糖値を下げるインスリンの働き妨げられ、悪玉や超悪玉コレステロールが増えやすくなるのです。

高脂血症と脂質異常症との違い

高脂血症と脂質異常症との違いはなんでしょうか?

同じ病気の名前です。
以前は高脂血症という名前でしたが、
最近は脂質異常症とよぶようになりました。

2007年、日本動脈硬化学界は
「動脈硬化疾病予防ガイドライン」を以下のように
改訂しました。

・それまでの「高脂血症」という疾病名を
「脂質異常症」に変更する・ガイドラインにある、「高脂血症の診断基準」を「脂質異常症の診断基準」に改め、
基準値から総コレステロール値をはずす。かわりにLDLコレステロール値
HDLコレステロール値、中性脂肪値を設定する

かつては血液中の脂質が高い状態をすべて
高脂血症と呼んでいました。
動脈硬化
になる危険因子として、
総コレステロール値(LDLとHDLの合計値)
と中性脂肪値の2つで診断基準としていました。

しかし、動脈硬化の発症リスクが高まるのはLDLコレステロール値が高いHDLコレステロール値が低い状態です。
総コレステロール値だけではHDLコレステロール値が高い人も含んでしまいリスクを正確に判断することができませんでした。

また動脈硬化の発症には
LDLコレステロールとHDLコレステロールのバランス(LH値)をみることも重要であり、総コレステロール値だけでは対比がわかりません。

このため新たなガイドライン基準値では、LDLコレステロール値
HDLコレステロール値、中性脂肪値を設定するの3つを診断基準値としています。

高脂血症」という病名も「HDLコレステロールが低い」状態を表すことができないため、「脂質異常症」とあらためられたわけです。

まとめ

・脂質異常症には3つのタイプがあり
LDLコレステロール値が高い
HDLコレステロール値が低い
中性脂肪値が高い
場合である。

・脂質異常症の診断基準があり動脈硬化の危険因子から基準があり
LDLコレステロール値140mg/dl以上
HDLコレステロール値40mg/dl未満
中性脂肪値150mg/dl以上

である。これらの基準値を1つでも満たせば脂質異常症と判断されます。
・脂質異常症の原因は他の病気によって血中脂質に異常が起きる場合
遺伝的な素因による場合
ともっとも大きな原因として食べ過ぎとそれによる肥満の場合があげられます。
・脂質異常症はもの言わぬ病気で、異常と判断されも症状があまりないので、深刻にとらえる人が少ないです。
しかし放置すると、動脈硬化すすみ、心筋梗塞、脳梗塞など危険な病気を引き起こします。
健診などで脂質異常症が指摘されたら、「怖さ」を自覚し、重大な病気を未然に防ぐ機会だととらえ、早めに対策をとるのが大切です。

・女性ホルモンとくにエストロゲンの影響で、女性は更年期以降に脂質異常が増えるので要注意です。

・以前「高脂血症」と呼ばれていた病気ですが、「動脈硬化疾病予防ガイドライン」改訂により「脂質異常症」と呼ばれるようになり、動脈硬化の危険因子から基準値があり
LDLコレステロール値140mg/dl以上
HDLコレステロール値40mg/dl未満
中性脂肪値150mg/dl以上
となり、健康診断などで、このうち1つでも該当すると脂質異常症と判断されるようになりました。

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