血管年齢を若返らせ、しなやかな血管を作るには、生活習慣について考える必要があります。
この記事では、そのポイントをまとめてあります。
目次
血管は全身を巡っており体中の細胞に栄養を送る重要な役割を果たしています。
そのため血管が衰えてしまうと身体の衰えに直結し、血管が悪くなることで病気を引き起こしてしまうこともあります。
血管を若々しく保つことは身体そのものを若々しく保つこととほぼ同じだと考えられるでしょう。
血管年齢とは?
血管の健康具合を示すものが血管年齢で、これは血管の壁が弾力ああって柔軟に動くことができるほうが若いとされています。
血管の老化は年齢によるものがあり、心臓から押し出された血液が血管を通っていく時に心臓のポンプ作用によって血管の中に圧を感じながら血液を送ります。
血管と加齢による高血圧
この時に血管にかかる圧力が血圧です。血管の壁が長い期間使われることで徐々に硬くなって起こるのが加齢による高血圧です。
血管と中性脂肪、コレステロールの関係
血管の壁は血液中の脂肪分やコレステロールが付着することでも硬くなります。
このように血管の壁が硬くなることを動脈硬化といいます。
血管のつまりと動脈硬化
動脈硬化になると血管の壁が硬くなり壁の耐久性が劣ってきて内側の壁がはがれたりして、血液の通り道が狭くなります。
そうやって狭くなった血管の壁に血液中の脂肪分などがこびりつくとさらに血液の通り道が狭くなってしまい血管がつまりやすくなります。
血管が詰まると心筋梗塞や脳梗塞を起こします。
生活習慣と血管年齢の関係とは?
こういった症状は加齢によるものだけでなく普段の生活習慣によって作られています。そのため、実年齢との間には差があることがほとんどです。
生活習慣に気をつけている人では実年齢よりも血管年齢は若くなりますし、
望ましくない生活習慣を送っている人は実年齢よりも血管年齢のほうが高くなります。
血管年齢は生命の長さに直結してくるのでできる限り生活習慣改善をして血管年齢を若く保つよう努めることが重要です。
どのような規則正しい生活が血管年齢を若くするのか?
そのための具体的な方法は、まず規則正しい生活をするようにすることです。
生活習慣の具体的なものは睡眠、喫煙、アルコール、食生活、運動、ストレスなどです。
睡眠と血管年齢
現代の社会は夜になっても眠らないで行動している人がたくさんいますが、夜型の生活や睡眠不足は血管を老化させる原因となります。
アルコールと喫煙は血管にどうなのか?
過度のアルコールや喫煙も悪い影響があります。アルコールは適度ならば害はありませんが、量が多すぎたり毎日飲むようだと飲み過ぎだと言えるでしょう。
喫煙は血管にとって悪いことしかありませんから、血管のことを考えるのならば喫煙したほうが良いでしょう。
生活は血管年齢を若くするには重要
その他に大切なのが食生活です。肥満があるようならば適正体重になるようにバランスの良い食事を心がけて減量を行います。
体重が正常の場合には、このままバランスの良い食事を規則正しく摂るようにします。
食事は好きなものだけを食べるのではなく、色々な食品を食べるようにして、特に肉類の食べ過ぎには注意をします。
外食や総菜では油分や塩分が多いものが多く、どうしてもカロリーと塩分の摂取量が多くなりがちです。そのような食生活の人は意識して野菜を摂るようにして、薄味を心がけましょう。
適度な運動と血管
もうひとつ大切なのは適度な運動です。
運動は特別なトレーニングを行う必要はなく、生活の中でたくさん動くようにしたり、ウオーキングなどの有酸素運動を定期的に行う程度で大丈夫です。
強度は強くなくてもいいのですが、毎日少しずつ継続して行うということが重要です。
血管とストレス
そして血管にとっては精神的なストレスも大きな影響を与えます。
ストレスは自分が気付いていないうちにため込んでしまっていることもあるので注意が必要です。ストレスそのものを無くすことは難しいかもしれませんが、何らかの方法でストレスの解消をしていければいいと思います。
血管年齢は生活習慣改善で若返らせることができます。生活習慣改善は小さなことからコツコツと行うことが大切です。一気に全てを変えてしまおうとせずにひとつずつ着実に改善していきましょう。
まとめ
血管は老化とともに弾力性が下がり、高血圧の原因となり、中性脂肪やコレステロールの蓄積によっても血管年齢が下がっていき、動脈硬化の原因になる。
・血管年齢は規則正しい生活習慣に気をつければ若返る。
食生活・睡眠・ストレス・運動・喫煙・アルコールなど
コツコツ改善を行うのが鍵です。