生活習慣の中でも睡眠が中性脂肪・コレステロールを下げるのにけっこう重要であることを
ご存知でしたか?
この記事では、睡眠と中性脂肪・コレステロールを下げるための関係性について記しています。
目次
睡眠とコレステロールや中性脂肪におおきな関わりがある?
"最近ではメタボリックシンドロームへの意識が高まり、同時に血液中のコレステロール値や中性脂肪の値を気にする人が増えています。
どちらも肥満気味になると数値が上がりやすいことが特徴ですが、これらの値の変化は様々なことが原因となって起こります。
最も関係しているのは食生活でしょう。言うまでもなく脂肪分の多い食事を摂りすぎたりアルコールをたくさん取ることで身体の中のコレステロールや中性脂肪の値が増えることがあります。
そして、実は生活の中でもうひとつ大きく関係しているものがあります。それが睡眠です。
睡眠の主な役割は身体と脳を休めて、活動時の疲労をとって回復させることです。
しかし、それだけではなく寝ている間には脳の中で色々なホルモンが分泌されて身体の機能を正常に保つような働きが行われています。その中で成長ホルモンというものが関係してきます。
睡眠により出る成長ホルモンの役割とは?
成長ホルモンは名前の通りに人間の身体の成長を促すホルモンで成長期の子ども時代に最も多く分泌されます。
成長ホルモンが出ることで人は細胞分裂が盛んになり、目に見える成長という形になってあらわれます。これは子ども時代だけでなく大人になってからも出続けており、身長が伸びていなくても生きていく上で必要なホルモンです。
成長ホルモンは脂肪を分解する役割の一端を担う
成長ホルモンのもう一つの役割は身体に蓄えた物質を身体を動かすエネルギーに変換することです。
この作用があるから人間は食べ物を食べて身体を動かすことができるのです。
これは血液中の脂肪を分解することで脂肪からエネルギーを作り出します。
この作用があるために睡眠をしっかりとるとコレステロールや中性脂肪が減少していくのです。
成長ホルモンをよくする睡眠とは?
では成長ホルモンの分泌をよくする睡眠とはどのようなものでしょうか。
成長ホルモンの特徴はぐっすりと眠ってから2時間たった時に分泌が盛んになるということです。
だから睡眠時間が長くてもぐっすりと眠れていないと成長ホルモンは十分に分泌されません。そして眠ってから2時間後に出るということも重要です。
夜間に頻繁に目を覚ましていて、しっかりとまとまって眠れていない時には、成長ホルモンの分泌が悪くなります。
よく言われているのは成長ホルモンは午後10時から午前2時の間にたくさん出るということです。これは間違ってはいないのですが、この時間にぐっすりと眠っていることが条件になります。
まだ寝始めてうとうとしていたりすると成長ホルモンはしっかりと分泌されません。そのため早すぎる就寝はぐっすりとした眠りを妨げるので自分にあった就寝時間を探しましょう。
ぐっすり眠るために必要なこととは?
生活リズムが重要
夜間にぐっすりと眠るためには毎日の生活リズムをある程度一定にすることが大切です。
身体のリズムは習慣づけると自然と同じ時間に眠くなるようになっています。定期的な生活リズムをつけるようにしましょう。
昼寝は短く
他には昼寝は短めにすることも重要です。
昼寝は疲れた頭を急激に回復してくれるため眠たい時には昼寝をすると効果的ですが、昼寝時間が重要で、ぐっすりと1時間以上も眠ってしまっては夜に眠れなくなってしまうので短時間にとどめましょう。
適度な運動も効果あり
日中に身体を適度に動かすことも質の良い眠りには必要です。身体を動かして心地よい疲労感を感じることで寝付きがよくなります。
眠る前の食事・アルコールには要注意!
あとは眠る前の食事では食べ過ぎると眠れなくなるので、食事量はほどほどにしておきましょう。特に糖質を少なくしたほうがよく眠れるようです。
アルコールも寝る前に飲む人が大勢いますが、アルコールを飲んで寝ると寝付きはよくなりますが、その後数時間で酔いがさめて目が覚めてしまいます。
しっかりと眠るためにはアルコールもほどほどにしたほうが良いでしょう。
こういったことに気をつけて質の良い睡眠がとれるようにすれば、身体の中で自然と脂肪の分解が進みコレステロール値と中性脂肪値が下がることがあります。
まとめ
良い睡眠がとれるようにすれば、成長ホルモンの影響や精神的な安定により身体の中で自然と脂肪の分解が進みコレステロール値と中性脂肪値が下がる